投資信託の分類

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経済のグローバル化が進んで市場経済が発達すればするほど投資対象は増えることになります。
投資対象が沢山あるということは、それだけそこに投資する投資信託も多くなります。

沢山ある投資信託はそれぞれの特性によって分類されていますので、ここでは投資信託の分類を見てみたいと思います。まずは期間についての分類です。

投資信託にはいつでも売買できるものと、そうでないものがあります。いつでも売買できる投資信託のことをオープンファンドと呼び、そうでないものはクローズドファンドと呼ばれます。オープンファンドは具体的な期限を設けずに常に運用を続けている商品なので、別の項でお話ししたように基準価格が変動します。運用実績が落ちてくると基準価格は下がり、運用実績が向上すると基準価格も上昇します。
反対にクローズドファンドは一定期間に募集して、それで応募を締め切ってしまいます。ある投資対象のある時期に利益のチャンスがある場合は、それまでに購入しないと意味がありませんし、その利益チャンスをちゃんと経過した後でないと利益を出ていないのですから必然的にクローズドファンドとなります。オープンファンドに比べるとこちらのほうがより確実に利益を期待できます。

応募期間の次は運用期間の分類です。これも先ほどのオープンファンド、クローズドファンドと似ているのですが、運用期間が有限か無限かによって分類されます。まずは無期限ファンド。これはどん時点で運用を終了するという取り決めがないもので、先ほどのオープンファンドによく似ています。オープンファンドは通常無期限ファンドです。

それに対して有限ファンドは最初から運用による成績目標とその成績を出す期限が決められています。
「いつまでに、どのぐらい利益を出して終了する」というように最初から全て決められているのが特徴です。但しこれは期限に目標成績に到達していることを条件としていることが多く、もし期限に目標成績に達していない場合は運用期間が延長されることがあります。
「延長されることがある」と言うと稀にしかないように見えますが、有限ファンドが目標未達のために運用期間延長となることは実は結構あります。もし投資信託を購入しているお金が必要になる時期が決まっている場合は有限ファンドだからと言って安心しないほうが賢明です。

いくらプロが運用しているとは言っても市場が予想外の値動きをすることは珍しくないのですから。

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このページは、isが2007年12月 5日 21:20に書いたブログ記事です。

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