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投資信託の人気商品

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投資信託にはたくさんの商品がありますが、これだけ沢山あると、いつまでも続いているものとそうでないものに別れます。

人気もあまりなくて資金が集まっていない投資信託については次々と消えて行く運命にあり、現在でも消えて行く投資信託はいくらでもあります。

逆に、設定されたのはかなり以前であるにもかかわらず、いつまでも人気を維持し続けている投資信託もあります。人気があるということはそれだけ魅力があるというわけで、それでは人気の高い投資信託を実際に見てみることにしましょう。

日本で売れている投資信託の中で、圧倒的な人気を誇るマンモスファンドがあります。
それは「グローバル・ソブリン・オープン」という投資信託です。2007年末の純資産で圧倒的首位を誇り、資産残高はなんと5兆5000億円を超えます。
2位の「DIAM高格付けインカム・オープン」という投資信託が9000億円ですから、いかに首位がものすごいかお分かり頂けると思います。

それではこの「グローバル・ソブリン・オープン」とはいったいどんな投資信託なのでしょうか。
この投資信託の名前に全てが表れているのでそこから見ていきましょう。グローバルとは地球規模という意味です。ソブリンとは債券の中でも格付けの高い債券、つまり安全性の高い債券を意味します。先進各国の国債をソブリン債と呼ぶのでこの名前が由来しています。オープンとはいつでも購入できるオープンファンドという意味で(詳しくは別の項をご覧下さい)、これはつまり先進各国の安定している債券に投資する投資信託という意味です。この投資信託の面白いところは、毎月決済型と言って利益が毎月配分される点です。ここ数年ずっとグローバル・ソブリン・オープンは1万口あたり40円の配当を出しています。現在の基準価格は7800円くらいですから、7800円を預けておいたら1ケ月につき40円の利息がつくと考えれば分かりやすいと思います。40円という小さな金額ですが、保有口数が増えると話は変わってきます。78万円投資すると400円、7800万円投資すると毎月40万円の収入となります。

2位の「DIAM高格付けインカム・オープン」、3位の「パトナム・インカム・オープン」、そして4位にはまた「グローバル・ソブリン・オープン(3ヶ月決算型)」と人気投資信託が続くのですが、どれも一定の期間に利益が配分される投資信託ばかりです。
5位になって初めてそうではない投資信託がランクインしていることを考えると、日本人の投資スタイルは毎月一定の金額が支払われ続けるような商品を好む傾向にあることが分かります。



ブンさん

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変わったネーミングもあり、投資信託の中にあって現在注目を集めているものがあります。

「ブンさん」という投資信託です。

英語の名称が多い投資信託の中にあって「ブンさん」、しかもパンフレットにはブンさんだと思われる中年男性の似顔絵が。これはいったいどんな投資信託でしょう?ちなみにこの投資信託を実際に運用しているのは大和投資信託で、販売しているのはりそな銀行です。

その前に投資には欠かせないリスク管理のお話をします。投資の基本に、何かひとつの対象に投資を集中させてはならないというものがあります。何かひとつの対象に投資を集中させると利益が出た時は大きく儲かりますが、その逆になった時に資産の大半を失ってしまうことがあるからです。そこであらゆる投資対象に敢えて分散するのが但し投資スタイルだと言われています。投資信託は投資のプロが行うのですから、当然リスク管理もきちんと行われています。そんなリスク管理の方法として分散投資をクローズアップしたのがこの「ブンさん」です。そうです、「ブンさん」とは「分散」のことだったんですね。ちょっとオヤジギャグの域を脱しない観はありますが、分かりやすくていいネーミングだと思います。

「ブンさん」は名前の通り、海外の公社債と不動産信託証券(REIT)、株式という3つの投資対象にそれぞれ資産の3分の1ずつを分散投資します。安定している代わりにリターンが低いものからリスクが高い代わりに高いリターンが期待できるものまでをバランス良く投資しているので、安定的に資産を守りつつ高いリターンを狙えるのが魅力です。
また、「ブンさん」は日本では人気の高い毎月決算・利益配分型の投資信託です。毎月利益が配分される投資信託については「グローバル・ソブリン・オープン」を例に別の項でお話しましたが、「ブンさん」も投資対象に公社債が含まれていますから、それに近い商品だと思って頂いて良いと思います。

毎月おこづかいが出るこれらの投資信託は、裏を返すと毎月所得が確定することになります。確定した所得を得るということは課税対象になるので、毎月おこづかいが出るたびに税金を支払うことになります。毎月決算型の投資信託は非常に人気が高いですが、こういったデメリットについてもよく知っておく必要があると思います。

2007年末の時点で「ブンさん」は基準価格が8900円前後で純資産額6100億円となっています。
配当は1ケ月35円となっています。
単純に比較は出来ませんが、「グローバル・ソブリン・オープン」に比べると5円ほど少なくなっています。

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